8、PBR(純資産倍率)
PBR(純資産倍率)
この指標は、会社の純粋な資産(返済不要の資本金、
法定準備金(資本準備金と利益準備金)と、剰余金
(資本剰余金と利益剰余金)とを加えたもの = 株主資本)に対して、
現在の株価が割安なのか、割高なのかを判別する指標になります。
(補足:資本金とは、株式を発行することにより、株主から集めた
会社を運営する為の返済不要な出資金を資本金といいます。)
PBRが「1倍」ならば、割安と判断出来ます。なぜって?
それでは、計算式を見てみましょう。
PBR = 株価 ÷ 一株当たりの株主資本
から導かれます。PBRの単位は倍です。
さて、1倍ならなぜ安いのでしょうか?
会社の株主資本を発行済み株式数でわった金額(一株当たりの株主資本)
と株価が同じなら、1倍ですが、なぜ安いかを説明しましょう。
おっと、、このまま説明すると意味不明なものありませんか?
株主資本!!
なんとなく、株主から出資してもらった返済不要の資本金と
法定準備金(資本準備金と利益準備金)と、剰余金
(資本剰余金と利益剰余金)とを加えたもの )が株主資本
として進めてきましたが、株主資本の意味をもっと深めたいと
思います。
<例>
会社をつくろう!とAさんとBさんが起業することにしました。
株式会社にしましょう。
Aさんの貯金は、100万、Bさんの貯金は10万しかありません。
200万円ほどの資本金(元で)から起業したいと思ってたので
あと、90万は株式を発行して、親戚や知人からもお金を集めたい
と思いました。
株式を20株発行します。1株10万円です。
Aさんは、10株(100万円)
Bさんは、1株(10万円)
親戚 5株(50万円)
知人 4株(40万円)
と集めました。
上記4名は、株主さんとなりますね。
そして、無借金ではじめました。
この時の資本金200万円を資本金=株主資本と言います。
そして、1年が経過しました。
みんなの給料とかすべて支払い、会社には利益が残りました。
損益計算書でいうと、一番最後に
でる「当期利益」という利益で、純粋に会社が
稼ぎ出した利益をさします。
利益は、なんと100万円になりました。
100万円をどうするかは、株主総会で決めます。
役員賞与や株主への配当金をし、結果、利益剰余金などの
未処分利益として残ります。
役員賞与 10万
配当金 50万
利益準備金 6万円
残り34万は、利益剰余金として
会社の利益を積み立てます。
そうすると、会社の株主資本は以下のようになります。
株主資本 = 資本金(200万円)+利益準備金(6万円)+利益剰余金(34万)
こんな感じで、株主資本というのは、株主のものであって
会社の自己資本であります。
つまるところ、株主資本とは、返済不要な自己資本であり
もともとは、株主の出資金である資本金と、いままで経営してきた
利益の積み重ねである、利益剰余金などを加えた返済不要な
自己資金と説明しました。
その自己資金と銀行からの借入金である負債を資金として
そこから、設備投資をし、利益を生み出す集合体が会社となります。
計算式を思い出しましょう
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PBR = 株価 ÷ 一株当たりの株主資本
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つまり、現在の株価を1株当たりの株主資本で割っているので
「株価」=「一株当たりの株主資本」 なら、PBRは「1」となります。
PBR=1 (株価と一株当たりの株主資本が同等)
PBR>1 (株価の方が、一株当たりの株主資本より高い)
PBR<1 (株価の方が、一株当たりの株主資本より安い)
という形になります。
さて、一株当たりの株主資本よりも、株価が安いとはどういう意味か?
PBRが1以下なら、どうしてその株は安い(割安)なんでしょうか?
以下の式を見てみましょう
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「株価」 < 「一株当たりの株主資本」の場合
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「株価」 × 「発行済み株式数」 = 「時価総額」
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「一株当たりの株主資本」×「発行済み株式数」 =「株主資本」
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「時価総額」 < 「株主資本」
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なので、一株当たりの株主資本の方が、株価よりも高いということは
時価総額よりも株主資本の方が金額にして高い!ということです。
時価総額分のお金があれば、その会社を買収できます。
その会社を買収して、自己資本(株主資本)が手にはいりますので
極端は話ですが、買収後に会社を解体してお金にしたほうが儲かる!?
という考えにもなります。
なので、、安い!!!ということですね。
ただ、実際は、株主資本を利用し、会社はすでに投資済みですので
会社の資産を解体しても、株主資本分全部回収できるとは限らないので
ご注意下さい。

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