13、会社の事業価値
会社の事業の価値について考えます
<事業価値の計算式>
事業価値=営業利益×60%÷期待値
上記計算式を意味について説明します。
まず、営業利益について
会社の「売上高」から「売上原価(仕入れ値)」を引いたものが
「売上総利益(粗利益)」です。 実際はここから従業員の給料や
必要経費(販売費および一般管理費)がありますので、その部分も
引いて残った利益を営業利益といいます。
この営業利益は、社員の給料・賞与、役員の給料が高すぎると、「販売費および一般管理費」
が増加しますので、営業利益は減少します。(役員賞与は、株主総会できめます。)
ただし、給料が安いと社員のやる気を維持するのも難しく、結果的には売上高の
減少につながり、営業利益も減少することへ繋がるので、なかなか難しいですね。
そして、計算式で0.6を営業利益にかけているのは、
会社が稼ぎ出した営業利益には、税金がかかります。その為、計算式には
営業利益の60%を実際の利益と考える為、営業利益×0.6
をまず計算します。
それが、会社という法人が稼ぎ出した実際の利益と考えることが出来ます。
また、期待値というのは、利率と同等な考え方になります。
1000万円を投資して、1年間の利率が1%だとすると、利益は、10万円ですね。
1000万円(実際のお金の価値) = 10万円(利益) ÷ 1% 期待値(利率)
1000万円を投資して、1年間の利率が10%だとすると、利益は、100万円ですね。
1000万円(実際のお金の価値) = 100万円(利益) ÷ 10% 期待値(利率)
この計算式って、以下の意味合いにも取れます。
利益 ÷ 期待値 = 実際の価値(妥当な投資金額)
この計算式は、以下と似てますよね?
営業利益 ÷ 期待値 = 投資金額
つまり、営業利益と期待値から、妥当な投資金額が計算されることになります。
株式会社へ投資する場合の期待値は、皆さんどれくらいほしいですか?
経済評論家の世界では、だいたい6%ぐらいの期待を持っている
ようです。
営業利益 ÷ 0.6 = 投資金額
妥当な投資金額 は、営業利益を期待値の0.6で割ったものになります。
投資金額とは、その企業へ投資する価値をお金で表した
妥当な金額のものになりますので
会社が事業を継続するに当たっての価値になりますよね?
なので、
事業価値=営業利益×60%÷期待値 (6%)
の計算式が成り立つわけです。
この事業価値 ÷ 発行済み株式数 で割ったものが、一株当たりの
事業価値になります。 単純にその価値が、 現在の株価 より高ければ
株価は、割安ということになります。
これが事業価値の考え方です。
※ただし、本当の事業価値は、その企業の財産の価値も含め
さらに将来の成長性を考慮しないといけません。
財産価値は、こちら・・
(参考文献)
なぜか日本人が知らなかった新しい株の本

簿記検定